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タフミックス・EP 高耐久性アスファルト舗装〔エポキシ樹脂入り〕

概要

タフミックス・EPは、弊社が提供している道路舗装用可撓性エポキシ樹脂「TAF-EPOXY(タフエポキシ)」をアスファルトに添加して製造する加熱瀝青混合物(エポキシアスファルト混合物)の総称です。タフミックス・EPはアスファルトの柔軟性とエポキシ樹脂の強靭性を併せ持つ優れた舗装材料です。

タフミックス・EPは、一般的なアスファルト混合物に比べて、流動性やわだち掘れに対する高い抵抗性はもとより、繰り返し曲げ疲労に対しても極めて高い耐久性を持っています。

それゆえに、重交通路などわだち掘れや流動対策の必要な箇所だけでなく、長大橋などの鋼床版舗装に最適な混合物といえます。

特長

  • 繰り返し曲げ疲労に対し、高いひび割れ抵抗性を有しています
  • 一般的な改質アスファルト混合物より、耐流動、耐わだち掘れ性能が優れています
  • 温度依存性(感温比)が小さくなるため、広い温度範囲で安定的な物性を発揮します
  • 既存の加熱アスファルト混合物製造プラントがそのまま利用できます
  • 150‐190℃といった混合物製造温度でも急激に硬化することがないため、製造時の骨材温度を高く設定することが可能となり、ブリスタリングの原因となる骨材中の水分を除去することができます
  • 通常のアスファルト混合物用の舗設機械がそのまま利用できます

バインダーの性状

タフミックス・EPには、2種類のタイプがあります。

(S)タイプ:ストレートアスファルトをベースにTAF-EPOXYを添加したもので、主に新設舗装の場合に用います。

(P)タイプ:ポリマー改質アスファルトをベースにTAF-EPOXYを添加したもので、主に既設舗装の修繕で用います。

TAF-EPOXYを用いたエポキシアスファルトバインダー性状は次のようになります。

物性 試験値 規定値 試験方法
(S40)タイプ (P30)タイプ
ベースアスファルト ストアス60/80 ポリマー改質II
重量比 ベースアスファルト/エポキシ 60/40 70/30
針入度※ [1/10mm] 10 28 JIS K 2207
軟化点※ [℃] 150以上 76 JIS K 2207
引張強度※ @23℃、[MPa] 4.5 2.1 JIS K 7113
破断伸び率※ @23℃、[%] 130 315 JIS K 7113

※150℃で3時間、60℃で4日間養生後、1日放冷して試験。

タフミックス・EPの物性

混合物強度特性

混合物の種類 動的安定度
[mm/回]
安定度
[kN]
TAF-MIX/EP
(40%添加):密粒
30,000~
60,000以上
60~100
改質Ⅱ型:密粒 3,000~6,000 10~16
St As60/80:密粒 300~600 5~10
グースアスファルト混合物 200~400

疲労特性

疲労特性

タフミックス・EPの施工

タフミックス・EP(エポキシアスファルト混合物)は、通常のアスファルト混合物を製造するプラントを用いて製造することができ、施工方法も通常のアスファルト混合物を施工する場合とほぼ同じです。なお、防水接着層とタックコートには「HYPER-PRIMER(エポキシ接着剤)」を使用します。

お問い合わせ

製品販売事業本部 製品販売部 TEL:052-881-1657

大有建設株式会社
〒460-8383 愛知県名古屋市中区金山五丁目14番2号

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