Taiyu Rug Pave 薄層オーバーレイ工法
概要
老朽化したアスファルト舗装を対象に、乳剤散布装置付きアスファルトフィニッシャを使用して、特殊砕石マスチックAs混合物【特殊SMA(5)】をt=2.0~3.0cmで薄層オーバーレイによって舗装の健全性を高める効率的な維持工法です。
特殊As乳剤「Rug ゾール」と、特殊SMA(特殊改質As:Rug Flex使用)の同時施工による効率的な施工で、既設舗装とオーバーレイ(OL)層の一体化を図ります。
工法の特長
- 特殊SMA(5)の空隙率を5%以上にすることで通気性を確保し、ブリスタリングを抑制します。
- 特殊As乳剤「Rug ゾール」を標準で0.8L/ m2散布することで、高い遮水効果とひび割れを補強します。
- たわみ性のある改質アスファルト「Rug Flex」により、リフレクションクラックを抑制します。
リフレクションクラック抑制効果
特殊改質アスファルト「Rug Flex」は高い柔軟性を示し、クラック貫通試験における貫通時間は1,200分以上と、一般的な対策工法と比較して優れたリフレクションクラック抑制効果を示します。
施工
乳剤散布装置付きアスファルトフィニッシャにより、特殊As乳剤「Rugゾ-ル」を散布しながら特殊SMA(5)を敷きならし、その後、通常のマカダムローラーとタイヤローラーによる転圧を行います。
- 損傷レベルに応じた乳剤散布量が可能です。
- 既設舗装とRug Paveとの確実な接着を確保します。
- 乳剤散布と特殊SMA(5)の同時施工による効率化が図れます。
- 薄層切削オーバーレイ舗装にも、TSファイン・ミリング工法との併用で対応できます。
お問い合わせ
建設事業本部 営業部 TEL:052-881-1580